Claudeでチラシを作る手順 デザイン経験ゼロから使える指示の書き方
2026年8月8日 / 新田 雄三
レッスン告知、キャンペーン、イベント案内。中小企業や個人事業では、チラシは思っているより頻繁に必要になります。 そのたびに外注していると、費用も時間もかさみます。
私は7年間、あるゴルフスクールの販促物を作り続けてきました。フライヤーとポスターで141点になります。 その経験から、Claudeを使ってチラシを作るときに何をどう指示すればいいのかをまとめます。
1. 作り方は2通りある
Claudeでチラシを作る方法は、大きく2つに分かれます。どちらを選ぶかで、必要な準備が変わります。
方法B
構成と文言だけClaudeに作らせる
レイアウトの指示と原稿をClaudeで作り、実際の配置は既存のテンプレートやPowerPointで行います。 既に型がある場合はこちらのほうが速いこともあります。
私が7年続けてきたのは、実は方法Bに近い形でした。PowerPointの型を用意しておき、 内容だけ差し替えていく。毎回ゼロから作らないことが、続ける上でいちばん効きます。
2. 指示文に必ず入れる6項目
「チラシを作って」だけでは、当たり障りのないものしか返ってきません。次の6つを渡すと結果が変わります。
① 誰に配るのか
既存のお客様か、新規か。年齢層。これで言葉づかいが変わります。
② 何をしてほしいのか
申し込みか、来店か、問い合わせか。ゴールが1つに絞れていないチラシは反応が落ちます。
③ 必ず載せる情報
日時、場所、料金、定員、締切、連絡先。ここは創作させてはいけない部分です。正確な値を渡します。
④ サイズと向き
A4縦、B5横など。配布方法(手渡し・掲示・折込)も添えると精度が上がります。
⑤ 雰囲気
「落ち着いた」「にぎやか」「高級感」など。過去に反応が良かったチラシがあれば、それを基準に伝えます。
⑥ 使ってはいけない表現
業界の規制、過去にクレームがあった言い回し、根拠のない最上級表現。 先に禁止事項を伝えておくほうが、後から直すより速いです。
3. 文言はデザインより先に決める
これは実際に何度も失敗して学んだ順序です。デザインを先に作ると、あとから文言を変えたときにレイアウトが崩れます。 逆に文言が固まっていれば、それに合う形をAIが選んでくれます。
おすすめの順番
- 1. 見出し(いちばん伝えたい1行)を決める
- 2. 日時・料金など動かせない情報を確定する
- 3. 補足の説明文を書く
- 4. ここで初めてデザインに入る
見出しはClaudeに複数案を出させて選ぶのが早いです。5案ほど出させて、 現場感覚に合うものを人が選ぶ。この分担がうまくいきます。
4. うまくいかないときの直し方
よく起きる問題と、その対処です。
文字が枠に収まらず潰れる
日本語でよく起きます。「この文字が3行に折り返されているので、枠を広げて1行に収めて」と具体的に指示します。 または文言そのものを短くします。短くするほうが、たいていチラシとしても良くなります。
情報を詰め込みすぎて読めない
載せたいことが多いときほど反応は落ちます。「1枚で伝えることは1つ」に絞り、 詳細はQRコードでWebに送るのが現実的です。
日時や料金が勝手に変わっている
これがいちばん危険です。修正を重ねるうちに、確定情報が書き換わることがあります。 印刷前に、日時・料金・連絡先だけは必ず人の目で照合してください。 私自身、表紙の日付を手入力で間違えた経験があります。人もAIも間違えます。
5. 印刷まで持っていく
できあがったらPDFで書き出します。ネット印刷に入稿するなら、塗り足しや解像度の指定があるので、 印刷所のテンプレートに合わせるのが確実です。
社内で配る程度なら、PDFのまま家庭用プリンタで十分です。 PNGでも書き出しておくと、そのままLINEやSNSでの告知に転用できます。 1つの内容を紙とデジタルの両方に使えるのが、内製化のいちばん地味で大きい利点です。
6. 2枚目以降が速くなる仕組み
1枚目より、2枚目以降をどれだけ速く作れるかが本当の勝負です。次の3つを残しておいてください。
- ✓うまくいった指示文をそのまま保存する。次回は日時と文言を差し替えるだけになります
- ✓ロゴ・配色・フォントを1箇所にまとめる。毎回説明しなくて済みます
- ✓過去の制作物を日付つきのファイル名で残す。「去年の同じ企画」を参照できると精度が上がります
私が7年で141点を作り続けられたのは、この3つを積み上げてきたからです。 ファイル名は「20260830パターレッスン」のように日付と内容を頭に付けています。単純ですが、探す時間がゼロになります。
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